レビュー

【古いモンブラン】魅せるためのボールペン

普段の生活の中で筆記用具にはこだわっていますか?

私は仕事ではゼブラやBicのボールペンを多用しています。

しかし、魅せる場面ではモンブランのボールペンを使っています。

持ち物にはその人のセンスや考え方が出ますからね。

今回はそんなモンブランのボールペンを見ていきます。

結論から言えば、モンブランは完全に魅せるための筆記具です。

機能性に関しては、ゼブラやパイロット等と大差ありません。

ただ、特別感を味わうことはできます。

モンブランとの出会い

もともと私は筆記具にこだわりはありませんでした。

家にあった適当な筆記具を使い続けるような人間です。

ボールペンにはこだわってなかった

営業マンや経営者が良い筆記具を所持する理由はわかります。

見られている仕事ですから、テキトーな筆記具を使うわけにはいきません。

百貨店で扱っている高級文具を使っている方も多いでしょう。

契約書等の大切な書類にサインをする際は、こだわる理由もわかります。

ただし、私は経営者でもなければ営業マンでもありません。

契約書にサインなんて文化はありませんでした。

特に文具にこだわる理由は無かったのです。

  • インク漏れしない
  • 太さ0.5
  • デザインがダサくない
  • 価格が安い

ストレスなく書ければいいので、ゼブラやパイロットの筆記具をよく使っていました。

価格の高さと書きやすさは比例しません。

安いから書きにくい、高いから書きやすいということではないのです。

ウェイター業務でボールペンが必須に

しかし、そんな環境に変化をもたらしたのがウェイターの仕事でした。

ウェイターの仕事には筆記具が必須です。

自分が使うのはもちろんですが、お客さんが伝票にサインをする際にも使います。

格式の高いレストランでは、お客さんが直接会計まで伝票を持っていくことはありません。

伝票とカードを挟んだバインダークリップを、ウェイターが代わりに会計にもっていくのです。

お客さんには少しでもテーブルで楽しんでもらいたいですからね。

お客さんが行うのは、テーブルで伝票にサインをするだけです。

そこで私はある作戦を思いつきました。

ありきたりな筆記具ではなく、高品質な筆記具を渡したら印象もよくなるのではないかと。

もちろん、全てはチップのためなんですけどね。

【米軍基地】ウェイターの仕事は英語ができなくても余裕

良い文具を体験してもらい、印象をよくしよう

結論から言えば、作戦は成功しました。

私は自分で使う筆記具と、お客さんに貸す筆記具を使い分けました。

自分用はゼブラやBicなどのよくあるボールペンを使いました。

しかし、お客さんのサイン用には、ギフトで使われる高級感のあるボールペンを使っていました。

こちらが実際にウェイター時代に使っていたアイテムです。

高級そうに見えるだけで、実際は2000円くらいで買えるものです。

  • モンブランのハンマートリガー式ボールペン
  • プラチナ萬年筆のツイスト式ボールペン
  • ゼブラのノック式ボールペン(シャーペンで代用)

すると、案の定お客さんの反応もよくなりました。

「いいボールペンだね!」、「さすがメイドインジャパン!」、「どこのボールペン?」

そして、チップもたくさん頂けました。

ちなみに、ゼブラのボールペンはお客さんに1000円で買われてしまいました。

それだけ気に入ったということでしょう。

モンブランを買ってみて

筆記具に興味が出てきた私は、モンブランを買うことにしました。

ただ、新品を購入する気はありませんでした。

新品は数万円から数十万が相場です。

なかなか購入できるアイテムではありません。

そこで、中古品を買うことにしました。

機能

こちらが中古のモンブランです。

1960年代から1970年代に生産された古いシリーズのようです。

ただ、今でも中古で普通に流通はしています。

特別珍しいアイテムではありません。

先端の出し入れはハンマートリガー方式で行います。

一般的なノック式とは違うこだわりを感じられる箇所です。

クリップにかけた際、トリガーが引き上げられるので、自動で先端が収納される仕組みです。

インクは切れていたので、2000円ほどで純正品を二本購入しました。

インクだけで2000円というのは、高い気がするかもしれません。

もっと安い価格で、互換性のある替え芯もありますからね。

ただ、せっかくですからインクもモンブランを使いたかったのです。

使った感想

使用時に特別感を演出してくれるボールペンといった感じです。

ビジネスマンが文具にこだわる理由もよくわかります。

黒い重厚感のあるボディーに金色のアクセントが抜群の高級感を放ちます。

本体はプラスチックなので、重たくはありません。

そして、天井のモンブランロゴが所有欲を刺激します。

ただ、ブランドロゴの主張はそこまで強くありません。

筆記具に詳しくない人からすれば、よくあるボールペンです。

「何かの有名なブランドなのかな?」と思う程度でしょう。

手帳とセットでも違和感はありません。

もっとも、こんな使い方はしませんけどね。

【NOLTY9007】手帳の最適サイズ

ただ、だからこそ使い勝手がいいアイテムです。

派手すぎるアイテムは使いにくいことが多いですからね。

書き心地に関しては普通としか言いようがありません。

インクは一本で1000円もしましたが、特別書きやすいわけでもないと思います。

実際、モンブランは機能性を追求したブランドではありません。

完全に所有欲や存在感のためのアイテムです。

-レビュー
-,

© 2024 どん底無双 Powered by AFFINGER5