外見を磨く

歯並びはガタガタが普通で、綺麗なのは理想像

日本人の6割は歯列矯正が必要と言われています。

つまり、大なり小なり歯が乱れているのが多数派なのです。

歯並びが綺麗な状態の人の方が珍しいのです。

しかし、社会の理想像は常に完璧な歯を求めています。

芸能人、アイドル、スポーツ選手、政治家、経営者…

表舞台に立つ人は大抵いい歯並びをしています。

まるで歯がきれいなのが当然なようにです。

今回は歯列矯正や審美治療について思うことを語っていきます。

歯は確かに大切です。

私も綺麗な歯並びが欲しくて、歯列矯正をしています。

ただ、必ず納得したうえで治療をするようにしてください。

すべてが完璧な治療なんて存在しませんからね。

高額な治療費

ガタガタの歯並びを治すには、歯列矯正が必要です。

ただ、そこで関門になるのが治療費の高さです。

私も歯列矯正だけで100万円ほどを使っています。

保険が適用になればもう少しハードルも下がるのですけどね。

先天性の欠損歯は10人に1人と珍しくない

歯並びが乱れる原因の一つに、欠損歯があります。

  • 永久歯が生えてこなかった
  • 虫歯で失った
  • 事故で失った

いろいろな理由があるでしょう。

その結果、歯並びもズレてしまい、歯列矯正と歯の補填治療が必要になる人は多いです。

先天性の欠損歯に関しては、10人に1人の割合で誕生しています。

別に珍しいことではありません。

日本人は顎の大きさが小さいため、欠損歯が生まれやすい傾向もあるみたいです。

歯が一本くらい生えてこない人は、いくらでもいるのです。

まあ、欠損歯が無くても、歯並びが悪い人もいますけどね。

先天性の深刻な病気

厚生労働大臣が定める疾患にかかっていれば、保険は適用されます。

10割負担が3割になるのですから大助かりです。

歯列矯正やインプラントは高いですからね。

ただ、これはとてもじゃありませんが好ましいことではありません。

全部で60種類ほどありますが、どの病気も深刻な症例だからです。

  • 唇顎口蓋裂
  • ゴールデンハー症候群
  • 鎖骨頭蓋骨異形成

難しい言葉や横文字を使った病気がたくさんあります。

具体的にはこちらを確認してください。

日本矯正歯科学会ホームページよりhttp://矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

これらの病気はどれも深刻です。

単純に歯の補填や歯列矯正のみで解決するような問題ではないからです。

  • 奇形
  • 欠損
  • 発達障害
  • 左右不均一

歯どころか身体の外見そのものに影響が出ていることがほとんどです。

確かに、これでは保険適用になる理由もうなづけます。

裏を返せば、これくらい深刻な病気でないと、保険は適用されないということです。

私は歯を一本先天性の欠損歯で失っています。

しかし、保険が適用されるのは、欠損歯が軽く思えるくらいのひどい病気ばかりです。

永久歯の前歯が3本以上生えてこない

永久歯の前歯が3本以上生えてこなければ、保険は適用されます。

しかし、3本も生えてこないということは、他にも問題がある可能性があります。

他の歯は綺麗に生えてきて、前歯三本だけが生えてきませんでしたという状況はあり得ないからです。

  • 歯の本数が全然足りない(3本どころではない)
  • 顎の形が変形している
  • 保険適用対象の深刻な病気を患っている

こうなってしまうと、もはや歯列矯正レベルの話ではありません。

確かに保険は効くかもしれませんが、別の治療でさらにお金がかかってしまいます。

何より本人が一番つらいです。

外見が理由でいじめられたり、社会に馴染めない可能性が出てきますからね。

就活では面接官からの印象も悪くなります。

本人に落ち度は無いのですが、従業員は企業の看板ですからね。

綺麗な歯と健康な歯は違う

社会は綺麗な歯を理想像として掲げています。

歯並びが悪い人は、就活や恋愛においては大きく不利になります。

ただ、綺麗な歯というのは健康な歯という意味ではありません。

健康な歯は絶対削りたくない

欠損歯がある人は、歯列矯正が完了したら、欠損歯の部分を補填しなくてはいけません。

歯科医から提示される選択肢は、全部で4つです。

  1. 何もしない
  2. 入れ歯
  3. ブリッジ
  4. インプラント

以外に思うかもしれませんが、何もしないという選択肢もあります。

というのも、治療は本来患者の意思に立って行うものだからです。

本人が納得しているのであれば、それがベストな選択になりますからね。

逆にいくら必要であっても、患者が嫌がるのであればやってはいけません。

私の場合、歯並びを気にしていたので、何もしないというのは論外でした。

だったら、最初から歯列矯正もしませんからね。

健康な歯を削るのも嫌だったので、ブリッジもダメでした。

入れ歯とインプラントで迷いました。

入れ歯でも保険適用外の治療なら、審美性や機能性が高いものもあります。

ただ、口の中に異物をずっと入れるのは嫌でした。

毎日取り外して洗うのも大変です。

そこで、インプラントを選択しました。

手術に対する恐怖はありますけどね。

健康な歯を削ってまで審美を求める

社会では歯並びが重視されているのは紛れもない事実です。

歯並びが悪いだけで、印象は悪くなりますからね。

どんなに素敵な見た目でも、歯並びが悪いだけで不利になることは多々あります。

  • 芸能人、スポーツ選手、政治家
  • 接客業
  • モデル業

私たちが知っている著名人は当たり前のようにきれいな歯並びをしています。

それくらい綺麗な歯並び=普通のことみたいになっています。

ガタガタの歯並びをしている人はまずいません。

中には不自然なくらい綺麗な歯の人もいます。

  • 健康な歯を削ってセラミックの被せもの治療をする
  • 歯を全部抜いて人工歯をかぶせるオールオン4をする
  • まるで作り物のような白さを誇る歯

まあ、本人が納得しているからやっているのですけどね。

歯医者側も、審美の需要がわかっているからこそ、治療を提供しているまでです。

歯医者もビジネスですから、きれいごとでは語れませんからね。

結局は自分が何を求めるか

歯は自分の身体の一部です。

最終的には本人がどう思うかです。

綺麗な天然歯が一番

私は天然歯が一番だと思います。

天然歯は一度失えば、二度と元には戻りません。

だからこそ価値がありますし、大切にケアをしなくてはいけません。

人工歯は綺麗かもしれません。

完璧な形、完璧な綺麗さです。

不自然なほどに完璧です。

悪く言えば、不自然すぎて人間味がありません。

私の優先順位の常にトップにあるのは健康です。

健康を失ってまで、綺麗な歯が欲しいとは思いません。

歯一本の資産価値は100万円なんて言われていますが、私はそれ以上の価値があると思います。

自分で決めたことなら、後悔はない

どんな治療をするにしても、自分で決めることを忘れないでください。

歯というのは、いわば自分の身体に投資をするようなものです。

一生付き合う身体ですから、失敗はしたくありませんよね。

自分で決めたことなら、結果を受け入れることはできます。

たとえ失敗しても、それを選択したのは自分ですからね。

どんな治療法にも完璧なものは存在しません。

メリットがあれば、必ずデメリットもあります。

今一度、歯への優先順位は何なのかよく考えてみてください。

まとめ

歯列矯正や歯科治療について思うことを語ってみました。

実際、保険を適用してほしいのは多くの人が思っているでしょう。

歯列矯正が進まない理由の多くは、金銭的負担だからです。

それでも矯正をするのは、社会が見た目を重視しているからにほかなりません。

実際、私も見た目は大切だと思います。

ただ、治療の際は歯に対する優先順位をはっきりつけるようにしてください。

すべてが完璧な治療法なんて存在しませんからね。

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